みなさんこんにちは、学園教頭のA.K.です。
プログラミングをやっている方の中には、MacではなくWindowsを使っている方もいると思います。また、これからWindowsPCでプログラミングを始める方もいるでしょう。
しかし、そのままのWindows10でプログラミングをするのは少々不便であり、環境がよくありません。そこで、Windows10をMacやLinuxのような環境にしてくれる、WSL(Windows subsystems for Linux)の環境構築について解説していきます。
- Windows10でプログラミングを始めたい方
- Windows10で環境構築を行いたい方
- Windows10でLinuxを動かしたい方
- Windows10でWeb開発を行いたい方
WSLの環境構築徹底解説
前提条件
まず、環境構築をする前に例によって前提条件を解説していきます。
- OS:Windows10
- Windows10 2004バージョン以降
OSに関しては問題ないでしょう。しかし、Windows10のバージョンに注意してください。WSLを導入するには、Windows10 2004ビルド以降である必要があります。
確認する方法は、Windowsの設定画面から、システム情報を見てください。
白い線で囲っている部分を見てください。この部分が2004以降のバージョンになっているかどうか確認してください。
Windowsのアップデート
最初に、前章でお話したWindowsのバージョンを確認し、バージョンが2004以降であれば先に進んでください。
もし、バージョンが2004より以前のものであれば、Windowsのアップデートを行ってください。
Windowsシステムの変更
WSLの環境構築をするにはまず、Windowsに搭載されているLinuxシステムをONにする必要があります。まず、Windowsのシステム設定画面を開いてください。
開きましたら次にアプリを選択してください。そうしましたら、赤枠で囲っているプログラムと機能を選択してください。
続いて、赤枠で囲っているWindowsの機能の有効化または無効化を選択
続いて、青で囲まれているLinux用Windowsサブシステム、仮想マシンプラットフォームの2つそれぞれにチェックを付けて保存してください。
最後に、Windowsの設定画面から更新とセキュリティの開発者向けというタブをクリックし、赤枠で囲っている開発者用モードをオンにしてください。開発者モードをオンにすると警告が出ますが、そのまま進めてください。
ここまで来ましたら、一度パソコンを再起動しましょう。
Linuxディストリビューションの導入
続いて、Linux本体をダウンロードしていきます。まずは、Windowsの公式ストアを開いてください。ストアの検索欄にUbuntuと入れて検索してください。
検索結果にはこのような結果が帰ってくるはずです。
赤枠で囲っている、Ubuntu20.04 LTSをインストールしてください。
WSL2をデフォルトで設定
Ubuntuのディストリビューションをインストールできたら、コマンドプロンプトを起動してください。コマンドプロンプトを開いたら、以下のコマンドを実行してください。
wsl --set-version Ubuntu-20.04 2コピペで実行したほうが確実です。
このコマンドは処理に時間がかかるので終わるまで放置しましょう。
この実行が完了したら、次のコマンドをコマンドプロンプトで実行してみてください。
wsl -l -vコマンドを実行すると、この画像のような結果が帰ってこればWSL2の環境構築は完了となります。
なお、補足として画像の例では赤枠で囲っているところはUbuntu-18.04となっていますが、この記事を参考にしてWSLを環境構築した場合、コマンドを実行するとUbuntu-20.04になれば環境構築完了です。
まとめ
まとめに入ります。
今回はWindows10のWSLの環境構築について解説しました。
- Windows10を2004バージョン以降にアップデート
- WindowsのLinuxサブシステムと仮想マシン機能をONにする
- Linuxディストリビューションをインストール
以上となります。ここまでできたら、MacやLinuxといったクリエイター向きパソコンと同じような性能を持ちながらも、Windows10というOSの特徴もあわせ持つ、最強のハイブリットPCが完成します。
これで開発がどんどんやりやすくなるはずです。
今回はここまでとなります。お疲れさまでした。
備考
この記事は以下の記事を参考にさせていただきました。
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